2024-07-23
空き家を含む不動産を売却する際は、もっとも適したタイミングで売り出すことが売却成功へとつながります。
タイミングを掴むには、1つの観点から見るのではなく、さまざまな要因から総合的に判断することが大切です。
そこで、空き家を売却する場合の相場、築年数、住宅ローン金利からみるおすすめの売却タイミングについて解説します。
越谷市を中心とした周辺エリアの方は、ぜひ参考になさってください。
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目次
まずは、相場からみた空き家のおすすめの売却タイミングについて解説します。
最新の相場を知るには、まずは不動産価格指数を把握しておくことが大切です。
不動産価格指数は、国土交通省が発表している不動産価格の動向を示す統計データのことです。
令和6年1月分の不動産価格指数(住宅)を確認すると、マンション、一戸建てともに2010年から上昇傾向にあることがわかります。
なかでもマンションは、2013年から現在に至るまで大幅に上昇しています。
不動産の相場をもとに空き家を売却するタイミングを考えるのであれば、以下のように判断すると良いでしょう。
右肩下がりが続いており売却価格が下落し続けている場合は、さらに価格が下がる前に早く売却すべきといえるでしょう。
一方で、右肩上がりが続いていれば、今後も上昇が予測されるため値上がりするまで待ったほうがお得になります。
たとえば、令和6年1月の不動産価格指数では、マンション、一戸建てともに右肩上がりとなっているため、売却価格がさらに高くなってから売却したほうが良いといえます。
ただし、注意しなければならない点もあります。
それは、今後も右肩下がりや右肩上がりが続くとは限らないことです。
そのため、不動産価格指数だけを見て判断するのではなく、別の観点からみたタイミングを参考にすべきといえるでしょう。
不動産価格指数は、おおまかな相場を把握するには最適ですが、ご自身の地域の相場を知るには不動産価格指数だけではわかりません。
通常は、売却時に不動産会社に査定依頼し、売り出し価格を決めます。
しかし、適切な価格を設定するためにも、できるだけ事前に相場価格を調べておくと良いでしょう。
相場価格の調べ方は「土地総合情報システム」と「レインズマーケットインフォメーション」で検索することができます。
いずれも、サイトから売り出したい物件の情報を検索すれば、類似物件や過去の成約情報などを閲覧できます。
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空き家を売りたい!売却方法の選択肢や必要な費用について解説
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築年数も売却タイミングを左右する要因の1つです。
ここでは、築年数からみた空き家のおすすめの売却タイミングについて解説します。
不動産会社が査定額を算出する際に、重要な要素となるのが築年数です。
建物は、国よって使用できる期間が定められています。
これを「耐用年数」と呼び、木造一戸建ての場合は22年、鉄筋コンクリート造の場合は47年となります。
建物の価値は、この耐用年数をもとに考えられるため、木造住宅の場合は、築25年以上では価値がゼロとして扱われることがほとんどです。
耐用年数を過ぎたからといってすぐに居住できなくなるわけではありません。
実際には、まだ住める状態ではありますが、査定額に反映されにくいのが現状です。
つまり、この耐用年数を過ぎないうちに売却することが重要になっていきます。
築年数をもとに売却タイミングを検討するのであれば、築15年までの一戸建ては早く売却したほうがお得といえるでしょう。
なぜなら、築15年までの一戸建ては、下落率が比較的大きいためです。
つまり、築15年までの一戸建ては、数年売却が遅れただけで売却価格が大きく下がってしまうのです。
たとえば、築5年以内の家と築10年以内の家の場合、平均売却価格が200万円弱も変わってしまいます。
このように、家の価格は築年数が経過するとともに大きく下がっていく傾向にあります。
したがって、築年数からみた空き家を売却するタイミングは、築15年以内がおすすめです。
一方で、築15年を過ぎると下落率は緩やかになり、築20年以降はほぼ横ばいとなっています。
もし、所有している空き家が築20年を過ぎている場合は、それほど売り急ぐ必要はないでしょう。
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空き家を放置すると税金面などのデメリットが多い?売却方法も解説
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最後に、住宅ローン金利からみた空き家のおすすめの売却タイミングについて解説します。
住宅ローン金利も売却タイミングに大きく関わってくるため注意しておきましょう。
住宅を購入する際に気になるのが住宅ローンの金利です。
多くの方が、金利ができるだけ安いときに購入したいと考えているためです。
低金利のほうが利息の支払い額が少なくても済むため、ローンが組みやすいといった特徴があります。
つまり、低金利のときに不動産の需要が高まる可能性があるため、低金利が売り時というわけです。
ただし、住宅ローンの金利が低いということは景気が悪いことにもつながるため、住宅ローン金利以外の観点も踏まえながら判断することが重要です。
日本では、超低金利状態が続いていましたが、日本銀行はマイナス金利政策を解除することを決定しました。
そのため、今後住宅ローン金利は、再び上がるのではないかと予測されています。
すぐに大幅に上昇するわけではないものの、緩やかに上昇することは考えられます。
そのため、金利からみれば低金利のうちに売却したほうが良いといえるでしょう。
現時点であれば固定金利住宅ローンの「フラット35」を利用することで、安く返済額を抑えることもできます。
フラット35とは、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する、全期間固定金利の住宅ローンのことです。
完済まで契約時の金利が適用されるため、資金計画を立てやすいなどのメリットがあります。
このように、現時点ではお得にフラット35も利用でき、かつわずかな上昇は見られるものの低金利が続いているため、早めに売却を検討すべきでしょう。
相場や築年数、金利から空き家の売却タイミングをみてきましたが、もっとも大切なことは1つの観点にこだわらず総合的に判断することです。
ご自身で判断が難しい場合は、不動産会社に相談しながら進めていくと良いでしょう。
経験と実績が豊富な不動産会社であれば、多角的に売却タイミングを判断できます。
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空き家は売る?それとも貸す?それぞれのメリットとデメリットを解説
今回は、空き家の売却タイミングを、相場・築年数・住宅ローン金利の3つの観点からご説明しました。
建物は築年数だけでなく、市場の動向でもある相場や金利などにも左右されます。
そのため、さまざまな観点から総合的に考慮し、売却タイミングを見極めることが大切です。
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