2024-06-18
不動産売却時には、売り出し価格より低い価格での取引を求める「値引き交渉」が行われるのが一般的です。
もし買主から値引き交渉を受けたら、どのように対処したら良いのでしょうか。
この記事では、値引き交渉で損をしないために、価格設定のコツや対策方法などを解説します。
越谷市を中心とした周辺エリアで不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にご覧ください。
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不動産を売却する際は、不動産会社が提示する査定価格を参考にして、売主が売り出し価格を決めます。
その価格どおりに売却できれば良いのですが、不動産は一生に一度の買い物と言われるほど高額です。
多くの買主が「少しでも安く購入したい」と考えるため、値引き交渉を求められることがよくあります。
買主とは反対に売主は高く売りたいと考えるため、値下げ交渉には応じたくないと思う方も多いでしょう。
しかし、頑なに値下げを拒否していると買主が付かず売れ残る場合もあるので、状況に応じて判断することが大切です。
ここからは、買主から交渉を求められたらどうすると良いのか、売主の対応について解説します。
買主から値引きを要求されたら、次の点を確認し、値下げに応じるかどうか判断しましょう。
相場
売り出し価格が市場相場より高いと、値引きを求められる可能性が高いです。
今はインターネット環境さえあればすぐに情報を得られるため、買主も相場を把握した上で物件探しを行なっています。
まずは近隣で売り出されている類似物件の価格をチェックし、市場相場とかけ離れていないか確認しましょう。
値引きできるライン
市場相場よりも物件の価格が高い場合は、値引き交渉に応じることも検討しましょう。
ただし買主の希望をすべて受けるのではなく、値引きできるラインを設定しておくことが大切です。
とくに、住宅ローンが残っている状態で売却する場合は、残債額より高い金額で売る必要があります。
ご自身の状況に応じて、「ここまでなら値引きをしても良い」という最低価格を決めておきましょう。
値引き交渉を受けたら、どれくらい下げるのが妥当なのか、自己判断せずに不動産会社の意見をご参考ください。
不動産の売却価格は、物件の状態はもちろん、周辺の住環境や立地条件、市場の動向など、さまざまな要素が影響します。
類似物件に合わせて価格を設定したとしても、物件の状態によってはもっと高く売却できたということがあるかもしれません。
より好条件で売買を進めるためにも、価格設定についてはまず不動産会社にご相談ください。
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値引き交渉を想定して売り出し価格を設定すると、希望に近い価格で売却しやすくなります。
損をしないためにも、価格設定のコツを確認しておきましょう。
値下げ交渉を想定して、売却したい価格に「80」や「90」といった数字を上乗せするという方法があります。
たとえば、2,500万円で売却したいと考える場合は、80万円上乗せして2,580万円で売り出します。
なぜ端数を上乗せするのかというと、値引き交渉の際に「端数を値引いてほしい」と希望されることが多いためです。
もともと上乗せした価格を設定しておけば、交渉に応じても売却希望額を下回ることはありません。
また、「2,600万円より20万円安い」とお得な印象を与え、買主の購入意欲を高める効果もあります。
売り出し価格を設定する際は、売主自身が相場観をつかんでおくことが大切です。
不動産の相場は、インターネットや不動産情報誌などで、類似物件の価格を調べることで手軽に把握できます。
また、国土交通省の「不動産取引価格情報検索」を活用するのもおすすめです。
このサイトには、実際に不動産が売買された価格が記載されており、地域や物件の種類で絞り込むことが可能です。
不動産会社が提示する査定価格が適正かどうかを見極めるためにも、ご自身で事前に相場を調べておきましょう。
不動産をいつまでに売却したいのか、期限を決めることも大切なポイントです。
不動産売却にかかる期間の目安は3か月から6か月と言われていますが、物件によってはそれ以上かかることもあります。
もし住み替えなどの理由で早く売却したい場合は、市場相場より低めに価格設定を行うと、買主が見つかるかもしれません。
スケジュールに余裕がある場合は、売り出し価格を少し高めに設定し、買主の反応を見ながら値引き交渉に応じるのも一つの手です。
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実際に値引きを求められた場合、具体的にどのように対応すれば良いのでしょうか。
ここからは、購入希望者から値引き交渉を求められた際にできる対策をご紹介します。
不動産を売り出した直後に購入検討者から値引き交渉を求められることもあります。
このような場合は、すぐに交渉に応じずに、様子を伺ってみると良いでしょう。
値引きをしなくても、ほかの購入検討者が希望価格で購入してくれる可能性があるためです。
目安として、売り出してから1か月~2か月ほどは、値引き交渉を受けてもすぐには応じず、様子見することをおすすめします。
不動産を売り出してから3か月経っても成約に至らず、問い合わせ自体も少ない場合は、値引き交渉に応じるタイミングかもしれません。
売却期間が長引くと売れ残り感が出てしまい、想定していたよりも値下げが必要にあることがあります。
値引きのタイミングは見極めが必要なので、仲介を依頼している不動産会社に相談してから決めると良いでしょう。
また値引きを検討する前に、広告内容や売却活動の仕方を見直すことも大切です。
近年はインターネットを利用して物件探しをする方が多いため、とくに物件写真には力を入れたいところです。
広告がターゲットに合った内容になっているかチェックし、気になる点があれば担当者に相談しましょう。
なかには、高額な値引きを求めてくる購入検討者もいます。
値引きの最低ラインを下回る価格を提示された場合は、しっかりと断ることが大切です。
交渉の余地がありそうな場合は、値引き可能な金額を伝えてみるのも良いでしょう。
ただし、売主と買主の当事者間で具体的な金額を提示し合うと、あとでトラブルになる恐れがあります。
そのため、値引き交渉に対する返答は、不動産会社の担当者を介しておこなうことをおすすめします。
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購入検討者からの値引き交渉は、不動産売買においてよくあることです。
値引き交渉を受けたら、まず売り出し価格が適正かを確認し、値引きできる最低ラインを決めましょう。
なかには高額な値引きを要求してくる方もいますが、最低ラインを下回る価格を提示された場合は断ることが大切です。
損をしないためにも、値引きのタイミングは自己判断せず、不動産会社にご相談ください。
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