市街化調整区域の不動産は買取がおすすめ!売却しやすくなるコツも解説

2023-10-24

市街化調整区域の不動産は買取がおすすめ!売却しやすくなるコツも解説

この記事のハイライト
●市街化調整区域は、都市の開発や利便性の充実よりも、自然や景観を優先している区域のこと
●市街化調整区域は、インフラ環境が整っていないことや開発許可を得るなど多くのデメリットがあるため売却がしにくい
●市街化調整区域の不動産は、農地転用や開発許可を得ることが売却・買取しやすくするコツである

市街化調整区域にある不動産で仲介での売却が難しいケースでも、不動産会社による「買取」でスムーズに売却できることがあります。
市街化調整区域の不動産をスムーズに売却するためには、売却を成功させるコツを把握しておくことが大切です。
そこで、市街化調整区域とはなにか、市街化調整区域の不動産は買取がおすすめな理由と売却しやすくするコツについて解説します。
越谷市を中心とした周辺エリアで、不動産買取をご検討中の方はぜひ参考になさってください。

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不動産買取がおすすめな市街化調整区域とは?

不動産買取がおすすめな市街化調整区域とは?

市街化調整区域にある土地は、そこに建築や増築をする際に自治体から許可が必要です。
そのため、何の指定を受けていない不動産よりも売却が難しくなる可能性があります。
ここでは、そもそも市街化調整区域とはなにかを解説します。

市街化調整区域とは

市街化調整区域とは、都市計画法により定められている区域区分の1つで「市街化を抑制すべき区域」のことです。
つまり都市の開発や利便性、商業施設の充実よりも、自然や景観を優先している区域になります。
そのため、市街化調整区域で新たな建築や増築などをおこなう際は、行政の許可を得なければならないのです。
一方で、市街化調整区域と対になる区域が「市街化区域」です。
市街化区域は、利便性やインフラなどが優先される地域で、商業施設や住居などが積極的に開発されます。
市街化区域は街の開発が優先的におこなわれるため、周囲の環境が変化しやすいといった特徴があります。

市街化調整区域の特徴

市街化調整区域には以下のような4つの特徴があります。

  • 土地価格が安い
  • インフラが整っていないことがある
  • 静かな環境
  • 利便性に優れていない

市街化調整区域は、新たな建築や増築が制限されるため、土地価格が安くなっています。
そのため、評価額自体が安く固定資産税が安いなど税制上のメリットはあります。
一方で、ガス・電気・下水道などのインフラが整っていないケースも少なくありません。
また、市街化調整区域は主に農業や林業をおこなう地帯とされているため、駅や学校、スーパーマーケットなどの施設が遠いといった特徴もあります。
交通量も少なく比較的静かである反面、利便性やインフラ整備が整っていない点がデメリットです。

市街化調整区域の目的

市街化調整区域のエリアが指定されている理由は、市街地が無秩序に拡大していくのを防ぐためです。
たとえば、農業が盛んにおこなわれている地域に、ビルや商業施設を建築してしまうと農地が失われていく可能性があります。
このような乱開発が進まないためにも、市街化調整区域が設けられているのです。

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市街化調整区域の不動産は買取がおすすめ!その理由とは

市街化調整区域の不動産は買取がおすすめ!その理由とは

市街化調整区域は制限のない区域に比べると、一般的な売却方法では難しい可能性があります。
そのため、仲介を依頼して個人の買主を探すよりも、不動産会社による「買取」のほうがおすすめです。
ここでは、そもそもなぜ市街化調整区域の不動産が売却しにくいのか理由を3つ解説します。

売却しにくい理由①インフラ環境が整っていない

前述したように、市街化調整区域はインフラ環境が整っていないケースがあります。
そのため、インフラを自分で整備しなければなりません。
公道に近ければ水道は付いていることが多いですが、下水道は整備されていない可能性があります。
そのような場合は、業者に依頼して浄化槽を設置する必要が出てきます。
また、自治体の助成金が使えない場合は、自己負担でインフラを整備することになるでしょう。

売却しにくい理由②建物を建てる際に制限がある

市街化調整区域は、新しく建物を建てる場合だけでなく、増築や建て替えなどにも制限があります。
新築や増築などをおこなう場合は、申請して開発許可を得なければなりません。
このように市街化調整区域の不動産を購入しても、行政からの許可を得るなど手間がかかるため、買主が見つかりにくいといえます。

売却しにくり理由③住宅ローンの審査に通りづらい

不動産を購入する際は、多くの方が住宅ローンを組むのではないでしょうか。
しかし、市街化調整区域の不動産は評価額が低いため、ローンの金額に担保が見合わないと判断されれば、審査に通らない可能性があります。
住宅ローンの審査に通らなければ、現金一括で購入することになるため、買主を探すのが難しいといえます。

市街化調整区域は不動産買取を検討しよう!

市街化調整区域は、インフラ整備がされていなかったり、建てる際に許可を得たりする理由から、なかなか買主を見つけるのは難しいといえます。
そのため、市街化調整区域の不動産を売却する際は「不動産買取」がおすすめです。
不動産買取とは、不動産会社が直接買い取りをする方法です。
個人の買主には売るのが難しいような物件も、すぐに売却できる可能性があります。
スムーズに売却したい場合は、不動産買取を検討してみることをおすすめします。

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市街化調整区域の不動産を売却・買取しやすくするコツ

市街化調整区域の不動産を売却・買取しやすくするコツ

最後に、市街化調整区域の不動産をスムーズに売却・買取するためのコツを解説します。

コツ①地目に合わせて売却先を探す

地目に合わせて売却先を探せば、スムーズに売却できる可能性があります。
地目とは、土地の使用目的によって種類を示す区分のことです。
市街化調整区域でも「宅地」「畑」「田」のように土地の利用方法により定められています。
そのため、その地目に合わせた方に売却すれば、売却できる可能性が高くなるでしょう。
たとえば、地目が「田」や「畑」の場合は、農家の方をターゲットに売却すれば売れる可能性があります。

コツ②農地を転用して売却する

地目は、ほかの地目に転用することができるため、売却しやすい地目に転用すれば買主が見つかりやすくなるでしょう。
たとえば、農地から宅地へ転用できれば新築予定の方からも検討されるようになり、スムーズに売却できるかもしれません。
ただし、農地を転用する手続きは少し複雑なため注意が必要です。
農地転用をおこなうには、農業委員会に登記全部事項証明書や公図などの書類を提出しなければなりません。
また、農業振興地域に指定されている土地は、そのままでは農地転用できないため農振除外申請をおこない承認を得る必要があります。

コツ③開発許可を得る

前述したように、市街化調整区域であっても開発許可を得れば建物を建築したり増築したりすることが可能です。
とくに市街化区域に隣接している場合は、開発許可を得やすいでしょう。
また、上下水道の整備が終わっている、50棟ほどの住宅が連なっているなど一定の条件を満たしている場合は、開発許可が可能な地域としている自治体もあります。
開発許可が下りるかどうかは、各自治体の判断によるため、まずは役場などの都市計画課などに相談してみることをおすすめします。

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まとめ

市街化調整区域は、新しく建物を建築・増築する際に制限がかかり、自然や景観を優先している区域のことです。
インフラ環境も整っていないうえに、購入しても住宅ローンの融資を受けられない可能性もあり、個人の買主を探すには難しいといえます。
市街化調整区域の不動産をスムーズに売却したい場合は、不動産会社による買取を検討してみると良いでしょう。
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